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選出の経緯と理由
中村悠平のWBC2026代表入りは、井端弘和監督が“第3の捕手”として指名した流れがはっきりしています。
実際に井端監督は会見で、捕手は全員がフル出場できる前提ではないことを踏まえ、「途中から」や「スタメンで行くなら最後まで」など複数の起用シーンを想定して“経験”を買った、という趣旨を語っています。さらに、他の捕手陣が国際大会で「初めて」になる点もあり、いるだけで助かる存在であることにも言及しました。
「世界一を知る捕手の“現場対応力(経験×修正力×落ち着き)”を、短期決戦の保険として最上級の評価を下した」といっていいと思います。
過去のWBCでの成績・成果
中村のWBC実績の核は前回・WBC2023の“優勝メンバー”であること。
数字で見ると、WBC2023で中村は、
5試合/12打席/7打数3安打/二塁打2/打率.429/出塁率.636。短期決戦で“打たない捕手”どころか、出たら仕事をする成績です。
そして象徴的なのが、決勝の大舞台で大谷翔平とバッテリーを組み、世界一の瞬間を経験した点。これは“国際大会の空気”を知る捕手として非常に大きい武器になります。
今大会で期待されるポイント
井端監督の説明に沿うと、役割は「第3捕手=控え」だけではありません。期待値は大きく3つです。
- 非常時のスタメン~試合完走の安定感
短期決戦はアクシデントが起きます。捕手は特に消耗が激しいポジション。だからこそ、途中出場だけでなく、“行くなら最後まで”を任せられる捕手が必要になります。 - 投手陣の“能力を出し切らせる”ゲームメイク
WBCは球種・球質も多国籍。配球だけでなく、間の取り方、審判への順応、投手の感情の波の制御など、捕手の仕事は増えます。中村は前回優勝でその環境を経験済み。 - 捕手陣の潤滑油(情報共有・落ち着き・準備の文化)
監督コメントにもある通り、周囲が“初”の状況なら、経験者がいるだけで助かる。ベンチでの観察・共有まで含めて、中村の価値は上がります。
プロフィール:甘党で愛される“ムーチョ”
中村選手を語る上で欠かせないのが、その愛すべきキャラクターです。
- あだ名は「ムーチョ」: チームメイトやファンから親しまれる愛称です。
- 実は超・甘党: 試合に勝った後は、自分へのご褒美にシュークリームやバームクーヘンを食べるのがルーティン。あの冷静なリードの裏には、糖分による癒やしがあるのかもしれません。
- 努力のノート: プロ入り以来、10冊を超える「捕手ノート」を書き溜めている勉強家。恩師から「ピッチャーが弱い時期にマスクを被った経験が、彼を育てた」と言われるほど、苦労を糧にしてきた努力の人です。
- いじられキャラ: チームでは村上宗隆選手ら後輩からも「ムーさん!」といじられ、非常に風通しの良い性格の持ち主。
常に冷静で堅実な姿勢でフィールドにも、そしてバッターボックスにも立つその姿は、まさに”サムライ”そのもの。こうした縁の下の力持ち的ムードメーカーが、WBC日本代表の結束を一つにする役割を担っていることも、決して忘れてはならないでしょう。
がんばれ!侍ジャパン!!
参照:【WBC出場選手紹介】ヤクルト”中村悠平” @巨人主催試合
