【スライダーだけじゃない】松井裕樹の投球術を徹底解説!WBCでの起用法も大胆予想!

松井裕樹の凄いことろ

目次

1) “速球+スプリット”を主軸にした、MLB仕様の球種配分

松井は(少なくとも2024–2025のMLBでは)4シームとスプリットが投球の核で、そこにスライダー/スイーパーを混ぜる形です。2025年はだいたい 4シーム約40%、スプリット約32%、スライダー約16%、スイーパー約11% という構成が確認できます。 

この配分が強いのは、単に球種が多いからではなくて
「速い球(4シーム)を見せ続けて、落ちる球(スプリット)で仕留める」という勝ち筋が明確だからです。

2) スプリットが“空振りを取れる落ち球”として完成度が高い

Statcastの2025データでは、スプリットは

  • Whiff%(空振り率)約44.9%
  • K% 約35.3%
  • PutAway%(決め球率)約26.5%
    と、明確に「三振を奪う球」になっています。 

さらにポイントは、いわゆる“ただ落ちる”ではなく、

  • 速球(4シーム)と同じ腕の振りで出てきて
  • 最後にストンと落ちる/沈む
    という タイミングを外す落差が作れていること。速球とセットで効くタイプです。

3) スイーパー/スライダーで“横の脅威”を足している(右打者対策として効く)

松井の面白いところは、縦(4シーム&スプリット)だけで終わらず、横変化の別解もちゃんと持っている点です。

2025のスイーパーはサンプルはそこまで多くないものの、Statcast上は

  • Whiff% 約43.6%
  • 被打率の表示も非常に良い水準(.056が表示)
    と、「当てさせない」性格が強く出ています。 

同時に、スライダーも混ぜていて、横方向の見せ方に幅がある。
松井はもともと“スライダー投手”として注目され、プロ入り後も球種の考え方をアップデートしつつこのような武器が今でも活かされている。

4) トンネリング(同じ軌道に見せて、最後に分岐させる)がやりやすい球種セット

松井の球種セットは、ざっくり言うと

  • 4シーム:打者の目線を上/前に固定
  • スプリット:同じラインに見せて、最後に下へ
  • スイーパー/スライダー:同じ腕の振りから横へ逃がす

という“分岐”が作れます。
この「縦と横の分岐」を同じリリース感でやれると、打者は
速球にタイミングを合わせるほど落ち球が空振りになり、落ち球を待つほど速球が刺さる
になりやすい。

5) リリーフとしての運用適性:少ない球種で高出力、決め球が複数

短いイニングで最大出力を出すリリーフは、突き詰めると

  • “いつでもストライクゾーンに投げ込める軸”
  • “ボール球でも振らせる決め球”
    の両立が大事です。

松井はスプリットが決め球として機能しつつ、横変化(スイーパー等)もあるので、打者にとっては“待ち”が作りにくい。

WBCでの松井裕樹の起用法

1) 役割の最適解:左の「勝ちパ」より、左の“火消し”

WBCは一発勝負が続くので、リリーフは「9回固定」よりも 最も失点確率が高い局面(高レバレッジ)で投げられる人が価値を持ちやすいです。

松井の理想像は例えばこんな使い方:

  • 7〜8回の同点/1点リードで、相手の中軸に“左が混じる”打順へ投入
  • 1死満塁・1死2,3塁みたいな「1本で試合が壊れる」場面の火消し
  • 左打者1人だけのワンポイントではなく、1イニングの頭から入れて“3人で終わらせる”前提

スプリットで空振りが取れる投手は、走者ありの「犠牲フライもダメ」みたいな場面で特に強いです。

2) 起用設計で超重要:WBCの球数制限・休養ルールに合わせる

WBCは投手運用ルールがシビアなので、松井を“使える日”を増やす前提で設計したいです。MLBのWBC解説では、

  • 球数上限:1次R 65球/準々決勝 80球/決勝R 95球
  • 休養:1試合50球以上→最低4日休み、30球以上→最低1日休み
  • 連投(連日登板)も休養が必要
    と整理されています。

だから松井は、

  • 基本は“15〜25球”の高効率ワンイニング
  • どうしても跨がせるなら 25〜35球以内(翌日の選択肢を残す)
  • 50球ラインは極力踏まない(踏むと実質トーナメントの数試合を失う)
    という運用が望ましいです。

3) 対戦相手別の使いどころ:左の強打者+右の“落ち球に弱い層”

松井は「左に強い左」だけでなく、スプリットがあるので 右打者にも三振で勝負しやすいのが強みです。
なのでWBCだと、

  • 左の主砲がいる打順(左→右→右 みたいな並び)でも投げ切らせやすい
  • “速球系に合わせてくる相手”に対して、速球→スプリットでタイミングをずらして仕留める、が刺さりやすい

4) もう1つの注意点:ピッチクロックへの適応

2026WBCは初めてピッチクロック導入で、MLBルール(走者なし15秒、走者あり18秒など)に沿うとされています。
松井はMLBで投げているので適応面は相対的に有利ですが、ランナーありの間合い/牽制のリズムが崩れると制球に影響が出やすい投手もいるので、ベンチは「走者ありのテンポ」を前提に起用を組むのが安全です。

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