【WBC侍ジャパン選出】「右の主砲、帰還。」 ― 鈴木誠也がWBC2026で“日本打線の最後のピース”になる理由

・選出の経緯と最大の理由

選出の最大理由を一言でまとめるなら——「世界基準の“右の長距離砲”で、外野守備も任せられる」という点。

侍ジャパンの打線は、強打者に左打者が多くなりがちです。そこに、メジャーで中軸経験も積んだ右打ちの強打者が入ると、相手投手の継投(右→右、左→左)に対する“嫌さ”が一気に増す。

さらに守備面でも、実際の練習で中堅(センター)に入っている様子が報じられており、外野の守備力・機動力のプランにも組み込みやすい存在です。

加えて、本人がWBC仕様のスパイクを用意するなど(疲労を残しにくい樹脂スタッドで軽量化)、大会へ向けた準備・本気度も伝わってきます。

・過去のWBCでの成績や成果

鈴木誠也は2017年WBCに出場
5試合:18打席/14打数3安打、打率.214、出塁率.313(本塁打0、打点1)
と、数字だけ見ると“爆発”まではいきませんが、国際大会の空気をすでに経験しています。

そして重要なのが、2023年大会は怪我で辞退したこと。
カブスのキャンプ中に左脇腹(左腹斜筋)を痛め、WBC出場を断念したと報じられています。
この“取り返したい思い”が、2026での熱量に直結します。

・今大会で期待したいポイント・四選

期待は大きく4つです。

  1. 打線の“右の柱”としての長打と打点
    左の強打者が並ぶ中で、右の一発があると相手バッテリーの配球が窮屈になります。
    四球も取れるタイプなので、得点の形(長打・四球→得点)が作りやすい。
  2. 勝負どころの一打(国際試合の“1点が重い局面”)
    WBCは短期決戦。相手もエース級が出てくる。そこで“甘い1球を逃さない”打者は貴重です。
  3. 外野の守備力アップ(中堅も含めた守備設計)
    練習で中堅に入っている報道がある通り、外野の守備位置の組み合わせに幅が出ます。
  4. 同世代の核としての存在感
    大谷翔平と同学年。合流後のやりとりを見ても、チームの空気を作れるタイプです。

MLBのスプリングトレーニング(カクタスリーグ)として、現時点(2026/2/27時点で報道・確認できる範囲)での良かった点/悪かった点を整理します。
※まだ試合数が少なく、評価は“傾向”レベルになります。

目次

2026オープン戦での良かった点(打撃編):いきなり「強み」が出た

1) 初打席で本塁打=“速球系に準備ができている”

オープン戦初打席、2-2から約152kmのシンカー(MLB.comでは初回の速球)を左中間へホームラン。いきなり「球威のある球を一振りで仕留める」強みを見せました。

2) 「前で捉える」意識がはっきりしている

本人コメントでも、春先のフォーカスとして「ハイベロ(高球速)を打つ」「前で捉える」を明言しています。春の実戦で“狙い通りの打球(=結果)”が出たのはポジティブです。

3) 多少詰まってもスタンドに運べる“強さ”

チームメイト(タイヨン)が「少し詰まったと言っていたが、強いから放り込める」と言及。芯を外されても長打にできるのは、短期決戦(WBC)でも武器になります。

2026オープン戦での課題の残る点(守備・運用編):WBCを見据えるほど課題が明確

1) センター起用で“太陽&打球追跡”に苦戦

WBCで中堅起用の可能性がある中、オープン戦でセンター出場。その試合で太陽光でフライを見失い、二塁打にしてしまう場面が報じられています。本人も「目を切らない方がいいのか等、コーチと確認したい」と課題を口にしています。

→ 要するに、打撃では即仕上がっている一方、センター守備は“実戦の慣れ”がまだ必要という状況です。

2) 「長いイニング」で身体がどう持つか=自己管理面のテーマ

本人が「唯一は長いイニング。身体がどう持つかを見たい」とコメント。これは裏を返すと、試合の流れが長引いた時の集中・体力配分が春のチェック項目になっているということです。

3) “春らしいミス”に巻き込まれる場面(参考)

別試合で、鈴木の打球がきっかけのプレーが混乱して三重殺になった、という報道も出ています(春特有の連携・判断ミスの文脈)。これは鈴木個人の打撃不調というより、調整段階での状況判断・連携の精度の話です。

・チーム合流後の面白エピソード

合流直後から、鈴木誠也らしさ全開の“無茶振り”が出ました。

大谷翔平と一緒に会見に臨んだ場面で、チームの決起集会について問われると鈴木が「彼(大谷)ならやってくれると信じております」と、発起人を大谷にパス。すると大谷は笑顔で「美味しいご飯を食べに行くわけではない。勝ちに行くので」と返された際、「なんかすみません」と謝罪したというやりとりが話題に。

“緊張感はある。でも硬すぎない。”短期決戦で一番大事な空気を、いきなり作ってしまうのが鈴木誠也です!

参照:【鈴木誠也 今季オープン戦第1打席でいきなりHRを放つ!】ホワイトソックスvsカブス MLB2026スプリングトレーニング 2.21

参照:“同級生”大谷翔平と鈴木誠也が会見 大谷「すごく楽しみ」鈴木「お互い力合わせて」(2026年2月26日)

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