【スコアパッド】珍プレー中の珍プレー!?”菅野の振り逃げスリーラン”って一体何?|野球スコアブックの書き方

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伝説的な菅野智之による”振り逃げ”

「菅野の振り逃げスリーラン」とは、現MLB・ボルチモアオリールズの菅野智之投手が、高校3年生の夏の神奈川大会(2007年)で起こした伝説的な珍プレーのことです。

プロ野球ではなく、高校時代の出来事ですが、あまりにも珍しいプレーだったため、今でも語り継がれています。

試合の概要

試合: 2007年 夏の神奈川大会 準決勝「東海大相模 vs 横浜高校」

状況: 4回表、2死一・三塁。バッターは菅野智之。

プレー内容:打者・菅野が低めの変化球をハーフスイング気味に空振り三振。

しかし、ボールはワンバウンドしており、キャッチャーが完全捕球していませんでした(振り逃げが成立する状態)

横浜高校の選手たちは「三振でチェンジ」と思い込み、キャッチャーはボールをサードの筒香嘉智選手(現・DeNA)へ回し、全員がベンチへ引き揚げてしまいました。

ところが、球審は「アウト」を宣告しておらず、プレーは継続中。

これに気づいた東海大相模の門馬監督が「走れ!」と激しく指示。菅野と走者2人が無人のダイヤモンドを一周し、3点が入りました。

なぜ「スリーラン」と呼ばれるのか?

公式記録上は「三振」と「暴投(または捕逸)」による得点ですが、バッターの菅野までホームに帰ってきたため、見た目が3ランホームランのようになったことから、メディアやファンの間で「振り逃げスリーラン」と呼ばれるようになりました。

試合結果は、この3点が決定打となり、東海大相模が6-4で勝利しました。

このプレーは「審判がアウトと言うまでプレーを止めてはいけない」という野球の鉄則を象徴するエピソードとして、今でも野球少年の指導などで引き合いに出されることがあります。

このプレーをスコアにしてみると。。。

この珍事は”スリーラン”と呼ばれていますが、公式記録ではもちろん「本塁打」ではなく、「三振」による進塁として記載します。

スコアパッド上は、菅野のリザルトのマスに振り逃げ三振を示す逆K」、さらに捕手による「捕逸(2PB)」を記載した上で、その周囲を囲ってホームに生還したラインが引かれるというものになります。

この試合以降の野球シーンでは、おそらくそうお目にかかることのできない、非常に珍しく貴重な記録になりますね。

豪華メンバー揃い踏み

ちなみにこの試合には、菅野や筒香のほかに、太田泰示(東海大相模/元巨人~日ハム~DeNA~引退)、田中広輔(東海大相模/現・広島)など、後にプロで活躍する選手が多数出場していたことでも有名です。

参照:2007年夏 準決勝 東海大相模vs横浜 4回表

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