2026WBC選出の経緯と最大の理由
村上宗隆は、WBC2026の侍ジャパン出場選手(内野手・背番号55)として選出されました。
発表日(1/26)に合わせてMLB側も「ホワイトソックスと契約した村上が選出された」ことを報じており、侍ジャパンは“MLB組を過去最多水準で組み込む”方針の中で、村上を中軸候補として宣言通り抜擢した形になります。
算出における最大の理由はひと言で、「一発で試合の流れを変えられる長距離砲を、国際舞台の4番級として確保するため」。
ホワイトソックス側も村上を「クリーンアップを打つ戦力」として見ており、MLB挑戦1年目でも“中心打者”として期待されていることが分かります。
前回2023WBCでの成績・成果
前回WBC2023の村上は、通算成績だけ見ると打率.231/OPS.826、三振13と苦しんだ側面があります。
ただし、WBCは「トータルの数字」以上に“いつ打ったか”が価値になる大会。その象徴が準決勝メキシコ戦です。
- 準決勝メキシコ戦(2023/3/20):9回に勝ち越しの二塁打(実質サヨナラ級の一打)。
不振に見えても最後に回収する――この“短期決戦の帳尻合わせ”こそ、村上が国際舞台で怖い理由です。
今大会での期待されるポイント三選
WBC2026の村上に期待されるのは、主にこの3点です。
- 中軸の破壊力(長打で空気を変える)
1本のホームラン、1本の長打で相手の継投・守備シフト・配球が全部変わる。村上はその“ゲームチェンジャー”枠です。 - 「前回の経験値」で修正できるか
WBC2023は数字上は苦しみ、三振も多かった。だからこそ今回は、国際球・MLB球への対応を前倒しで進められる(=前回より準備ができる)ことが強みになります。 - 勝負どころの“1打席の重み”
前回の準決勝のように、内容が悪くても最後に仕事をする。侍ジャパンが接戦を拾ううえで、これ以上頼もしいタイプは多くありません。
2026年オープン戦(春季キャンプ)での状況
1) いきなり「ハードコンタクト」を出せた(=MLBでも通用する打球強度)
この試合で象徴的なのは、第2打席の中前打が打球速度108.3mph(約174km/h)と報じられている点。
スプリングトレーニングとはいえ、初実戦でこれだけの打球強度を出せるのは大きいです。
- “芯で捉えられている”=スイングが小さくなっていない
- “押し込めている”=差し込まれ回避ができている
この2つが同時に確認できます。
2) 方向がいい:センター返し〜中堅深部(=ポイントがブレていない)
初安打はセンター方向のヒット、続く長打も中堅深部への大飛球が2点二塁打。
MLB挑戦の初期で起きがちな「引っ張りに寄って崩れる」ではなく、真ん中〜逆方向に強い打球が出ているのが好材料です。
これが良い理由は単純で、
“見える球を見て、打てる球をセンターに強く”ができていると、配球の変化や球速アップにも対応しやすいためです。
3) 追加点の場面で“犠牲フライ級”の打球を最大化(=状況打ちの質)
2点二塁打は、1死満塁で中堅深くに飛ばした打球が結果的に長打になった形(鈴木誠也が打球を見失った要素もあえり)。ただ、ここで評価すべきは“相手要因”よりも、
- 最低限、外野に強い打球(=追加点が入る打球)を打っている
- 当たりが浅くならず、中堅の頭上を狙える角度と強さを作れている
という、村上らしい「一振りで複数点」を、初戦から実戦で出せた点です。
4) バタバタでも崩れない(=準備不足耐性、リカバリー力)
この日は事故渋滞で球場到着が試合開始15分前だったと報じられています。それでも2安打2打点。
短期決戦(WBC)でもMLBでも、想定外は起きるので、これは地味に価値が高いです。
5) 課題も“良い課題”:最後は見逃し三振(=ゾーン適応の伸びしろが明確)
第4打席は見逃し三振。
ただしこれは「悪い兆候」というより、MLBのストライクゾーンや球審の傾向に慣れる過程で起こりやすいもの。逆に言えば、改善ポイントが明確です。ハードヒットが出ている以上、ここが噛み合うと数字も伸びやすい。
まとめ:この試合で“良かった点”
「センター方向に強い打球(108.3mph)を出しながら、長打も作れた」――つまり、MLB仕様の打球を“初日から”見せたのが最大の収穫です。
WBC合流までに実戦の打席数をどれだけ積めるかが注目ポイントになります。
参照:【実戦デビューで豪快二塁打含む2安打2打点!村上宗隆 全打席ダイジェスト】ホワイトソックスvsカブス MLB2026スプリングトレーニング 2.21
