【徹底考察】松本剛、再起を誓ったFA移籍──打撃復活への鍵は?

松本剛が巨人へ移籍した場合の活躍を大胆予想!

ざっくり言うと、

「巨人のセンターを固める“巧打&守備型リードオフ~2番打者”としての活躍

が一番現実的なラインだと思います。

以下、具体的にどうなりそうか整理しますね。

目次

1. まず“役割”の予想:センターのレギュラー本命

  • 巨人は 2025 年、
    中堅の先発最多がヘルナンデスの 37 試合で、その後は佐々木・オコエなどが分け合う形でセンターを固定できていません
  • 一方で松本剛は、日本ハムでは主に中堅を守り、守備に定評のある外野手として評価されている選手です。

この組み合わせを考えると、

  • 基本プラン:センター松本剛をベースに外野を組む
  • 状況次第で
    • 左翼: or 若手
    • 右翼:キャベッジ or 浅野 など
      といった感じで、「まず真ん中を守れる人を置く」発想になる可能性が高いです。

打順としては、

  • ① 1番 or 2番の出塁&つなぎ役
  • ② 下位(7〜8番)で「小技もできるバットマン」として置くパターン

のどちらかになりそうですが、巨人が「中堅を確立してほしい」とラブコールしている流れを考えると、
開幕時点は1番 or 2番センターで試す形を強くイメージします。

2. 打撃面:どのくらいまで戻せそう?

● ここ3年の成績をざっくり

  • 2022年:打率 .347、首位打者&ベストナイン、21盗塁
  • 2023年:打率 .276、140安打、12盗塁
  • 2024年:打率 .236、103安打、20盗塁
  • 2025年:打率 .188、66試合出場にとどまる

ピークは 2022 年の首位打者シーズンで、
その後はやや右肩下がり、2025 年は明確に不振&出場減という形です。

● どういうタイプの打者か

  • 三振はそこまで多くなく、コンタクト型の中距離ヒッター
  • 左右にゴロ〜ライナーを打ち分けていくタイプで、
    「打率を残しつつ、二塁打と盗塁で稼ぐ」スタイルが本来の姿です。

● 巨人での“現実的な”成績イメージ

年齢(32歳)と直近の下振れを踏まえると、
さすがにもう一度「首位打者級 .340」はかなりハードル高いですが、

  • うまくハマった場合のライン(主力級)
    • 120〜130試合
    • 打率:.270〜.290
    • 本塁打:3〜5本
    • 盗塁:10〜15個
    • 出塁率:.330 前後
  • ちょっと苦しんだ場合のライン(準レギュラー級)
    • 90〜110試合
    • 打率:.250 前後
    • 盗塁:一桁後半
    • 勝負どころでの代打・守備固め・代走要員としての起用が増える

くらいが現実的なゾーンかな、という感覚です(あくまで“予想レンジ”)。

ポイントは:

  • 「長打」よりも、
    • 1・2番で塁に出る
    • 右方向への進塁打やバント
    • スチールでの追加の一塁進め
  • みたいな形で、丸や岡本、キャベッジらの前にどれだけチャンスを作れるか

この“つなぎ役としての機能”がどれだけ発揮できるかで、評価が決まりそうです。

3. 守備・走塁面:ここはかなり計算できる

  • 日本ハムでは 2022〜24 年と、センターを含めて外野でコンスタントに出場。
    「守備に定評のある外野手」だからこそ巨人がFAで動いたと報じられています。
  • 盗塁も
    • 2022年:21
    • 2023年:12
    • 2024年:20
      と、走れる打者であることは数字に出ています(2025年は出場減で3盗塁)。

巨人目線で言えば、

  • 「守備範囲の広いセンター」
  • 「ランナーとして相手バッテリーをかき回せる1・2番打者」

としての活躍はかなり期待できるので、
バットが .260 まで戻ってくれば、総合的な価値は相当高いと思います。

また、松本剛がここ数年で成績を落とした要因をざっくり言うと、

2022年型(ラインドライブでどこにでもヒットが飛ぶ)の形から、
ここ2年は「間合いが合わないまま当てにいく打撃」に寄ってしまった

これが不振の主因っぽくて、
そこを戻す・整理するのが「調子を取り戻すカギ」だと思います。

データとコメントから、原因と必要な要素を整理しますね。

4. ここ数年の変化をざっくり

NPBの年別成績だけ並べるとこうです。

  • 2022年:.347(首位打者)
  • 2023年:.276
  • 2024年:.236
  • 2025年:.188

セイバー系を見ると、

  • 2024年:BABIP .252(かなり低い)、IsoP .053、IsoD .04
  • 2025年:BABIP .214 まで落ち込み、長打力(IsoP .038)もかなり小さくなっている

要は、

  • 打球の質が落ちてヒットゾーンに飛ばなくなった
  • なのに三振が多いタイプでもないので、
    当ててはいるけど打球が弱くてアウト」が増えている、

というイメージです。

2025年の球種別を見ると、ストレート・変化球ともに
打率.18前後と どの球種に対しても決定打を欠く状態 になっていました。

5. 調子を落としていた原因として見えるポイント

(1) 「間合いが合わないまま当てる」→弱い打球が増えた

  • 2022年は、コンタクト型だけど
    打球がライナー寄りで、フェアゾーンに散らばる打ち方で高打率を残しました。
  • 2024〜25年は、
    • ストレートに差し込まれ気味
    • 外寄りは合わせるだけの当てにいくスイング
      が増え、ゴロorフライの弱い当たりが多くなっていると見ていいと思います。

BABIPが.25→.21まで落ちているのは、
「不運」もゼロではないですが、それ以上に

“いい当たり”の割合が減った

と読むのが自然です。

(2) 2024年は「ゾーン管理」が少し崩れていた

ボール球の見極め率を見ると、

  • 2022年:77.1%
  • 2024年:72.2%(明確に悪化)
  • 2025年:77.9%(また戻っている)

つまり 2024 年は、

  • ボール球を振らされる打席が増えていた
  • しかも三振型ではないので、
    「悪い球を打たされて凡打」が増えた

というパターンがかなりありそうです。

(3) 甘いゾーンを打ち漏らし、得意ゾーンも狭くなっている

2025年のゾーン別打率を見ると、ヒットが集中しているのは

  • 真ん中〜やや内寄りの一部ゾーンだけで、
  • 上・外・低めの多くが.100以下、.000のマスも多い。

これって、

「自分の“打てるゾーン”がかなり狭くなっていて、
そこを外されると厳しい」

という状態と言えます。

(4) メンタル面での“マイナス思考スパイラル”

2024年の不振時、本人が

「マイナスに物事を考えることが最近多かった。
とにかくポジティブな気持ちで行きました」

と話していて、チームメイト・レイエスの
「お前はいいバッターなんだから、自信を持って打席に行け」
という声かけが復調のきっかけになったと明かしています。

また、Number の記事でも

2023年は開幕から打撃不振、打率.236にとどまり、
2024年は「3割」にこだわりながら臨んでいた

とあり、
首位打者の後の期待値と責任感が重くのしかかっていたことがうかがえます。

  • 選手会長
  • センターへの強いこだわり
  • チームの顔

この辺のプレッシャーが「全部打たなきゃ」「崩れちゃいけない」につながり、
振る/振らないの判断も攻めきれない状態になっていた可能性は高いと思います。

(5) 怪我の影響で“スイングに迷い”が出た可能性

  • 2022年:シーズン途中に 左膝蓋骨の骨折。その後も復帰はしたものの、
    下半身の使い方に慎重にならざるを得ない時期がありました。
  • 2025年:右手指への死球(152キロ)で途中交代。ただ骨折は回避。

どちらも「致命傷」というほどではないですが、

・踏み込みを浅くする
・体重移動をセーブする
・バットの握りを無意識に変える

など、ごく小さな変化が積み重なってスイング軌道を微妙に歪めている
という筋道は十分ありそうです。

6. 調子を取り戻すために必要な要素

上の原因から逆算すると、必要なのはこのあたりかな、という整理です。

① 「2022年のラインドライブ軌道」を基準に戻す

  • 下半身からの体重移動→ミートポイントまで
    できるだけシンプルで再現性の高いスイングに戻すこと。
  • 特に大事なのは
    • 差し込まれないように「始動を早くする」
    • 前足の着地タイミングを一定にする
    • インパクトゾーンを長く保って、センター返し〜右方向へのライナーを軸にする

いまは「当てにいく」要素が強くなっていて、
ヘッドが前に出る前に当たってしまうケースが多そうなので、
“しっかり振り切る前提で間合いを合わせる”原点回帰が必要だと思います。

② 「振らない勇気」とゾーンの再設定

データ的には、

  • 2024年だけボール球の見極め率がガクっと落ちている
  • 2025年はまた見極めは戻っているが、今度は打球の質が下がっている

なので、

  1. 自分がフルスイングできるゾーンをもう一度ハッキリさせる
  2. それ以外は、カウント負けしていても「当てに行きすぎない」

この二つがポイントだと思います。

松本のタイプなら、

  • 初球〜2球目は「真ん中〜ややイン寄り」に絞って強く振る
  • カウント不利でも、低めボールゾーンは捨てる

くらい割り切った方が、
“強い打球の割合”が戻りやすいはずです。

③ ストレートへの準備を最優先にする

2025年はストレートへの打率が.18前後と、
本来の「速球にも強いコンタクトヒッター」とは言い難い数字になっています。

  • 「変化球を待ってストレートに対応」より
  • 「ストレートを叩く準備をしておいて、変化球は崩されない程度に対応」

という組み立てに振り切った方が、
間合いが整理されて結果的に変化球への対応も楽になります。

④ メンタル面の“身軽さ”を取り戻す

2024年に本人が言っていたように、
「マイナス思考」→「自信喪失」→「当てにいく」 というループは、
打撃型の選手には典型的な悪循環です。

  • 役割を
    • 「首位打者」「チームの顔」ではなく
    • 「投手を一番最初に苦しめる1〜2番」
      くらいに再定義してあげる
  • 首位打者級の数字を目標にするより、
    .270前後で出塁+走塁+守備でトータル貢献」をゴールに置き直す

こういう「期待値のリセット」が、
技術面の修正を落ち着いてやるためにも大事だと思います。

⑤(巨人での再浮上という意味では)

既に話した通り、巨人では

  • センターを守れる
  • 1〜2番を打てる
  • 足も使える

“守備&つなぎ型のリードオフ〜2番打者”としての役割が一番ハマりそうです。

東京ドームは外野の芝も硬く、ライナー性の打球が抜けやすい球場なので、

「ラインドライブを戻す」+「ゾーンを絞って強く振る」

が出来れば、数字を上げやすい環境でもあります。

参照:【2022タイトルホルダー】松本剛『首位打者賞』

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