ストライク・ボールの”緩急”を記録する
スコアパッドでは、投球ごとのストライクかボールかを記載するボールカウントを、それぞれ枠内の左右へ書き分ける方式を採用することで、バッテリーがその打席の打者に対して、どのような配球をして立ち向かっているかが立体的に見える良さがあります。
そのため、従来のスコアブックのボールカウントを記載する領域と比べて、1.5倍の幅の広さに設計しています。記載する際は、ストレート系の直球を左側に、変化球系を右側にそれぞれ寄せて書くことができます。
これだけの工夫ですが、バッテリーによる一球ごとの配球の考えや、打者がどちらの系統を狙い球にしているかが、スコアからでも透けて見えてくる面白さが感じられるようになり、野球観戦をさらに深く楽しむことができます。

- ボールカウントを記載するエリアを従来のスコアブックより幅を広くすることで、速球系と変化球系を左右に分けて記載しやすいよう設計されている。
球種の記載はお好みで
球場に足を運んでの生観戦の場合には、一球ごとの球速がスコアボードに表示されるので、今投球されたのがストレート系か変化球かはそれを見て判断して記載します。ただし、現代プロ野球では、フォーシーム、ツーシームなどのシーム系や、カットボールといった急速は速いままで、微妙に変化するボールが多投されることも少なくありません。
その場合は、”緩急”という観点で割り切って、変化球だったかそうでないかだけを区別するだけで、球種の記載についてはあまりこだわらなくていいと考えています。これがもしテレビ観戦であれば、放送局側が一球ごとに即時に球種を表示してくれるので、その場合はもし余裕があれば、都度記載するのもよいでしょう。
あくまで記載するのは、投球の“緩急”の情報であり、それだけでバッテリーや打者の心理や駆け引きを、十分把握することができます。
“ストライク率”の深さ
加えて、スコアパッドではイニングごとの投球数と合わせて、ストライク率も記載できるエリアを設けています。これは、イニングにおける全投球に対してストライクが何球投じられたかを記録することで、特にピッチャーのコンディションを把握し、ひいては以降の試合展開を予測するバロメーターとして非常に有効なためです。
ストライク率は60%を越えることで、良質な投球精度とされ、さらに70%に近づくにつれて、特に冴え渡ったピッチングと解釈することができます。逆に、50%を下回ってくると、四球はもちろん被安打も多くなり、得点につながるケースも多くなってきます。
ストライク率が下がれば、おのずと投球数も増えることになりますから、ピッチャー交代のタイミングなどの試合展開も、感覚値ではなく的確に予測できるよにうになるのも、ストライク率をつける醍醐味と言えるでしょう。
なお、面白いことにピッチャーが連打を浴びたり、ファールで粘られたりすると、このストライク率は上昇していくことになります。ヒットや凡打、ファールに関わらず、バットに当たった打球はすべてストライク数としてカウントするので、いわゆる「ボールが集まってくる」といった甘い打ち頃のボールが、得点シーンでは多投されている裏付けになります。

- 「ストライク率」をイニングごとに記録することで、イニングごとのピッチング度合いの変化や投手自体のコンディション、球が走っているかなどに加え、以降の試合展開を予測する上でも有効に活用できる。
また、打者がファールで粘った場合も、ストライク率は上昇します。これは、ファールによるストライクカウントが増えるのと合わせて、分母となる投球数も増えていくことになるためです。。投球数を少なく抑えて打者を討ち取るのがピッチングのセオリーですから、得点は入っていないがストライク率が高まっているというイニングだった場合、投手が次のイニングも続投だった際には、試合展開に変化がある兆しともいえ、以降の予測も面白くなってきます。
スコアをつける面白さと楽しさは、単に試合の記録を観戦後に眺めるだけではありません。観戦中にリアルタイムにつけることで、こうした試合展開の先を読む楽しさに繋がるものです。時に、プレイを見ているだけでは気付きにくかった、データ的な観点から試合に影響を与える要素が見つかるかもしれません。あなたもぜひ一度、実際の球場で、あるいはテレビ中継の折にスコアをつける面白さを味わいながら、野球観戦を楽しんでみてはいかがでしょうか。
実際に神宮球場にて<スコアパッド>を付けてます!
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