【徹底分析】阪神・近本光司の盗塁術——成功率が証明する近本の価値

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近本光司の成績(2025)

  • 140試合打率 .279出塁率 .348長打率 .353
  • 638打席・573打数・160安打(2塁打25・3塁打4・本塁打3)34打点
  • 32盗塁(9盗塁死)、四球60、三振88。

なお、4年連続・通算6度目となるセ・リーグ盗塁王を獲得しています。

近本光司の凄さ

近本の“凄さ”は、派手な長打よりも「毎打席・毎塁で勝ち筋を作る総合力」にあります。要点だけキュッと。

  • 出塁とコンタクトの安定
    三振が少なく、ラインドライブ中心で塁に出る。2025年も140試合・160安打・出塁率.348でリードオフとして機能(通算.351の出塁率)。毎年大崩れしないのが価値。
  • 走塁の“質”と量
    スタートの良さと投手・捕手の癖読みで進塁を量産。2025年は32盗塁でリーグ1位(=盗塁王確実)と報道。単なるトップスピードではなく、カウント・投球間の「間」を読んで走れるのが強み。
  • 守備範囲とポジショニング
    センターでの初動が速く、前後左右の一歩目が安定。ゴールデン・グラブ4年連続(〜2024)の実績が示すとおり、打球判断と位置取りで失点を抑える“見えない貢献”が大きい。
  • 役割理解と状況対応
    先頭での出塁、進塁打、犠飛、対左の対応まで「1点を作るプレー」を選べる。2025年も160安打・32盗塁と“量の担保”を維持しながら、勝負どころでの四球・単打で流れを作るタイプ。
  • 耐久性(稼働力)
    デビュー以降ほぼ毎年フル稼働。2019–2025で通算944試合出場・1093安打・200盗塁という“積み上げ力”そのものが武器。リードオフが毎日いる安心感は計り知れません。

ひと言でまとめると、「出塁→走塁→守備」を高水準で“毎日”提供できること。これが近本の最大の強みで、阪神の得点設計と守備力を底上げしている中核の理由です。

近本光司の盗塁成功率(年別)

2019:36盗塁/15刺(成功率 70.6%

2020:31盗塁/8刺(成功率 79.5%

2021:24盗塁/7刺(成功率 77.4%

2022:30盗塁/5刺(成功率 85.7%

2023:28盗塁/3刺(成功率 90.3%

2024:19盗塁/9刺(成功率 67.9%

2025:32盗塁/9刺(成功率 78.0%

近本光司の盗塁技術

1) 走る“場面”の精度(判断力)

  • 盗塁は成功率がだいたい64–70%を上回ってはじめて得点価値がプラスになりやすい(アウトカウントで閾値が変動)。近本は22年85.7%、23年90.3%など“高成功率シーズン”を複数作っており、仕掛けの質が高い=場面選択が上手い。
  • 2025年も32盗塁でリーグ1位。単に量だけでなく「勝負どころで走る」を体現し、チームの得点設計を押し上げています。

2) スタートの質(投手・捕手の“読み”)

  • 映像研究で投手のモーションの“パターン”を掴み、足が上がる前から切る三盗まで成功させる。投手・捕手が打者に意識を割いた瞬間を突く読みの深さが、他選手と一線を画します。
  • 自身も「技術で足は速くなる」と語るように、腕振り・体の使い方まで含めてスタートを磨き続けている。これは“生まれつきの脚”ではなく再現性の高い技術

3) 仕上げ(スライディングと終点管理)

  • タグを避ける角度でベースに入る(フック/スイム系を使い分ける)ため、送球が来てもアウトになりにくい。スタートの勝ち幅を、スライディングで“取り切る”のがうまい。

参照:【昔々、近本という選手がおってな…】「それはもう足の速い選手じゃったよ」と孫の代まで語り継ぎたくなるような【近本の三盗】阪神タイガース密着!応援番組「虎バン」ABCテレビ公式チャンネル

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