日本時間2025年10月12日、エスコンFで行われたパ・リーグCSファースト第2戦は、日本ハムが5–4でオリックスに逆転勝ち。これで日本ハムがファイナル進出を決めました。
試合概要
- 最終スコア:日本ハム 5–4 オリックス(H 12–6)。観客35,024人、試合時間3:20。
- 先発:日=北山亘基、オ=宮城大弥。継投は日=金村→玉井→上原→齋藤、オ=九里→岩嵜→山﨑。勝ち:上原健太/S:齋藤友貴哉/敗戦:岩嵜翔。
- 本塁打:オ=杉本裕太郎(2回ソロ)、紅林弘太郎(3回3ラン)。日=なし。
ハイライト
- オリックスが中盤まで主導権:2回に杉本の先制弾、3回に紅林の勝ち越し3ランで1–4。
- 日本ハムが即反撃:3回裏、清宮幸太郎の2点タイムリー三塁打で3–4に接近。
- 8回裏に劇的逆転:2死一二塁からレイエスが右翼フェンス直撃の2点タイムリーで5–4と逆転。この日3打数2安打2打点の活躍で“エキサイティングプレーヤー”。
- 最後は“北の剛腕”が締め:9回は齋藤友貴哉が無失点でセーブ。パ・リーグTVのハイライト&ヒーロー動画も公開されています。
特に8回にレイエスが放った逆転打はいい打席でした。
目次
どんな打撃?
- 8回裏・2死一二塁、カウント3–2。相手は右腕岩嵜翔。
- ライトフェンス直撃のライナーで2者生還、試合を5–4と逆転。強い逆方向への当たりでした。
どう良かった?
ゲーム状況に対する価値
負ければ延長 or 反撃待ちの局面での2死からの一打。日本ハムのファイナル進出を決めた決定打で、内容と結果が一致した“勝ち切る一振り”でした。
逆方向へ強い打球
引っ張りに行かず、体を開かずに引きつけて右方向へライナー。外寄りの球に対してもバレルで押し込める“逆方向のパワー”を発揮しました。ライトフェンス直撃がその証拠。
フルカウントでの対応力
追い込まれても甘いゾーンを逃さず叩き切る選球&スイング。3–2からの決勝打は勝負強さの指標で、この試合のエキサイティングプレーヤー選出にもつながりました。
また、この一打で“一塁走者がホームまで帰れた理由”を、状況・打球・走塁判断の3点で整理します。
1) 状況:二死フルカウント=走者は投球と同時に全力スタート
- 二死3–2では、捕球の有無を待たずにスタートを切れます(フォースがかかっているため戻る必要がない)。
- そのため一塁走者は打球接触の瞬間からトップスピードに乗りやすく、通常のヒットよりも2〜3歩ぶん前で二塁を回れます。
2) 打球:右翼フェンス直撃のライナーは時間が生まれる
- 右翼深部への強い当たりは、外野手のフェンス処理+カーブ(はね返り)の対応で必ずワンテンポ生じます。
- 右方向の長打は本塁までの送球距離が長く、リレーも必須になりがち。内野に戻るまでに時間を要し、そのぶん走者は前進できます。
3) 走塁判断:コーチのサイン中心で“見ずに走る”→二塁後にボール確認
- 一塁走者は打球を正面視できません。音と手応え(打球音)で即スプリントし、まずは視線を二塁ベースへ。
- 二塁を回る瞬間に三塁コーチへ視線を切り替え、送球の有無・外野の体勢・指示を頼りに減速せず三塁〜本塁へ。
- 二死のためリスク許容度が高く“積極送球勝負”になりやすいのも後押しです。
まとめ
- (状況)二死3–2の“自動スタート”で最高の初速
- (打球)右翼フェンス直撃で守備に処理時間+長い返球距離
- (判断)コーチ主導のライン取りで減速なしに三塁→本塁へ
この3つが重なった結果、「一塁走者でも帰ってこれた」——驚きに見えて、理にかなった帰還でした。
