【解剖】阪神・村上頌樹に学ぶ「速さのいらない投球術」

目次

村上頌樹の成績(2025)

レギュラーシーズン

  • 26登板 14勝4敗 防御率2.10 175回1/3 144奪三振 完投3 完封3 勝率.778。NPB公式の年度成績です。

ポストシーズン

セ・リーグCS(ファイナル)

  • 1登板(第1戦先発)5回 無失点、被安打5、与四球2、死球1。阪神は2–0で勝利。

日本シリーズ(vs ソフトバンク)

  • 登板合計:11回 防御率2.45 0勝0敗(自責3相当)。個人成績の集計値。シリーズはソフトバンクが4勝1敗で制覇。

村上頌樹の獲得タイトル(セ・リーグ)

  • 最多勝:14勝(東克樹〔DeNA〕と同数でタイトル)
  • 最多奪三振:144
  • 勝率第一位投手:.778

村上頌樹の凄さ

村上頌樹の“凄さ”は、速さよりも質と再現性にあります。要点はこの5つ。

  1. コマンド(制球)とストライクメイクの異常な安定
     2025年は175回1/3で与四球25(BB/9=1.28)。四球が極端に少なく、試合を壊さない。またNPB公式の通算行を見ると、毎年BBが少ない投球スタイルが一貫しているのが分かります。
  2. “伸びる”系のストレート×横変化のミックス
     ストレートの投球割合約50%(平均146.1km/h)を軸に、チェンジアップ・スライダー・カット・ツーシーム・カーブをバランス良く配合。縦(ホップ感)と横(カット/スラ)の両ベクトルでゾーンを広げ、同じ球速帯でも打者に同調させない設計です。
  3. “打たせない”球質設計=被本塁打の少なさ
     2025年は被本塁打9本のみ。コマンド+球質で長打を防ぎ、ランナーを出しても一発で崩れない。タイトル(最多勝・最多奪三振・勝率一位)につながった背景です。
  4. フォームの再現性(機械的に同じ腕—同じリリース)
     専門家のフォーム分解でも、“派手さより基本忠実再現性が高いフォームが制球力を支える”と評価。毎球の出どころがブレないから、配球が効く=読み勝ちやすい。
  5. 緩急の幅(カーブ含む)でタイミングを外す
     直球146前後に対して、遅いカーブを織り交ぜることで緩急差を最大化。日本シリーズでも超スローカーブが話題になったように、“速さで押す”ではなく“時間を奪う”タイプです。

まとめ(どう打者を困らせているか)

  • ゾーンに質の良い球が来る(四球が少ない)→打者は待てない。
  • 直球を軸に、横と縦の変化でトンネル(見分けにくさ)を作る→芯を外す。
  • フォームの再現性で見え方が一定→読みづらい・狙い球が絞れない。
  • 被本塁打が少ない→失点の“最大値”を抑えられる。

速球一点張りではなく、コマンド×球質×配合で勝つ“総合力型”。この設計こそが、村上の最大の武器だと思います。

参照:【好投シーンまとめ】村上頌樹 投手三冠達成!最多勝・最高勝率・最多奪三振を獲得!本拠地での好投をまとめました!阪神タイガース密着!応援番組「虎バン」ABCテレビ公式チャンネル

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