日本時間2025年10月13日(月)朝(現地10/12)に行われたALCS第1戦は、マリナーズ 3–1 ブルージェイズ。会場はロジャース・センター(トロント)でした。
試合概要
- 最終スコア:SEA 3–1 TOR(シリーズはSEAが1–0リード)。
- 先発:SEA ブライス・ミラー(6回2安打1失点)/TOR ケビン・ゴーズマン(5.2回2失点)。
- 得点経過(主な場面)
- 1回裏:ジョージ・スプリンガーが初球先頭打者HRでTOR先制。
- 6回表:カル・ローリーの同点ソロ。続いてホルヘ・ポランコの適時打で2–1と逆転。
- 8回表:ポランコが再び適時打、3–1。
- 救援陣:SEAはスピアー→ブラッシュ→ムニョスで無失点リレー締め。
ハイライト
- 歴史的一発で幕開け:スプリンガーが球団PS初の先頭打者HR(しかも初球弾)で会場を沸かせる。
- “ビッグダム”の一撃:6回、ローリーが外角球を捉えて同点ソロ。試合の流れを引き寄せた一発。
- ポランコが勝負強さ発揮:6回・8回に2本のタイムリーで計2打点。実質的な決勝&ダメ押し。
- ミラーの快投:中3日ながら6回2安打1失点。ブルージェイズ打線をスプリンガーの一発のみに封鎖。
ローリーの同点打は、6回表・2アウトでのソロ本塁打。相手先発ケビン・ゴーズマンから右翼へ運び、試合を1–1に戻しました。直前までゴーズマンは16者連続アウトと完璧に近い投球を続けており、その流れを断ち切った“試合転換点”の一発でした。
目次
何が起きた?
- 状況:TORは初回のスプリンガー先頭弾で1-0。以降は投手戦。6回表、ローリーが2死から同点ソロ。直後にホルヘ・ポランコの適時打でSEAが2–1と逆転し、そのまま主導権を握りました。
価値(なぜ大きかったか)
- “支配していた投手”を崩す一打:ゴーズマンは5回まで完璧ペース。ローリーの一発で一気に空気が変わり、続く打線の一押し(ポランコ)へ連鎖。シリーズ初戦の流れを引き寄せたトリガーでした。
- スコア文脈:終わってみればSEA 3–1。試合を振り出しに戻したこの一発が事実上の同点=勝利の呼び水になりました。
事実整理
- 状況:6回表、2アウト無走者。トロント先制後は投手戦でしたが、ローリーの同点ソロで1–1に。ゴーズマンは直前まで16者連続アウトのペース。
- カウント/球種:2-2のスプリット(ゴーズマン)。
- “珍しさ”:ガウスマンのスプリットは今季、被打率.181で被本塁打わずか6本/1137球と極めて打ち崩しにくい球種。今回は「埋め切れていない=明確な失投ではないが高め気味」を叩かれた形。
スピードについて
- 当該1球の公式mphは現時点の公開記事では明記がありません。ただしガウスマンのスプリットは平常運転でおおむね86mph前後(直近の登板映像でも86.1mph例あり)で、この帯域の球を打者有利の高さに入れてしまったのが痛手でした。
どう良かったか(打ち方)
- “落ち切らないスプリット”を逃さず前で合わせる
スプリットは「落ちる前に叩けるか」が勝負。2-2で来ると読んで(実際に来た)高さが残った球をバレルで捕捉。スプリットに対して引っ張りすぎず、ヘッドを遅らせすぎないローリーのスイング設計がハマりました。球威を利用してライト方向へ運ぶ理想形。 - 配球文脈に対する“待ち”の勝利
ガウスマンは決め球がスプリット。2ストライク以降は特に依存度が高い投手です。ローリーは過去対戦でもガウスマンから複数本塁打を放っており(対戦成績ベース)、タイミングの“引き出し”を持っていることも後押し。 - ゲームチェンジャーの価値
完全ペースの投手に2アウトから同点弾を浴びせると、次打者以降の見え方が一変。実際に直後、ポランコの適時打で逆転まで繋がりました。ローリーの一振りが試合の重心をSEA側に移したと言えます。
ひとことで
「2-2スプリットを“落ち切る前”に右翼へ」。ガウスマンの最強球に“高さ”が出た一瞬を、ローリーが読みとスイングの再現性で仕留めた同点弾でした。
参照:【マリナーズ・ローリー HR王が得意の投手&球場で同点ソロHRを放つ!】マリナーズvsブルージェイズ MLB2025 リーグチャンピオンシップシリーズ第1戦 10.13
