日本時間2025年10月8日(米国10月7日)のALDS第3戦、タイガースは本拠地コメリカ・パークで4–8でマリナーズに敗戦。シリーズはSEAが2–1でリードとなりました。
試合概要
- 最終スコア:タイガース 4 – 8 マリナーズ。雨天による約3時間の中断を挟む展開。
- 流れ:3回にSEAが先取し、中盤〜終盤に一発攻勢で加点。DETは9回に3点を返すも及ばず。
- シリーズ状況:SEAが2–1で王手(ALCS進出へ2001年以来を懸けてGame4へ)。
ハイライト
- 一発ラッシュ:SEAはJ.P.クロフォード、エウヘニオ・スアレス、カル・ローリーが本塁打。特にローリーは9回に2ランでダメ押し。
- ギルバート快投:SEA先発ローガン・ギルバートが6回1失点7Kの好投。雨の影響下でもゲームを支配。
- タイガースの反撃:トルクルソンやイバニェスの当たりで9回に3点を奪取するも、最後は守護神アンドレス・ムニョスが併殺で締めて試合終了。
- DET先発苦戦:ジャック・フラハーティは3回1/3で4失点。守備の乱れもあり自責以外の失点も重なる。
ローリーの一発は“内容”も“効果”も優秀でした。
目次
どんな打撃だった?
- 場面:9回表・無死二塁(アロザレーナ二塁打の直後)。投手は右腕ボー・ハニフィー。
- 打球:左中間へ391フィート(約119m)の2ラン。左打者の反対方向に運んだ点がポイントで、球をしっかり引きつけてセンターラインに乗せる“強い逆方向”のスイングだったと読み取れます。
何が良かった?
- 逆方向へのパワーとコンタクトの両立
左中間へスタンドイン=突っ込みすぎず体が開かない。逆方向へ長打を出せるバレルコントロールは、ローリーの完成度を示す材料です。事実として“左中間391ft”がそれを裏付けます。 - 試合文脈での“ダメ押し”
8回に1点追加した直後の9回、リードを6–1から8–1へ拡大。結果、裏のタイガースの3点反撃(9回)を受けても、なお4点差で逃げ切れました。終盤の保険点という意味で勝利確率を大きく押し上げた価値の高い一発です。 - シリーズの流れを握る一撃
このゲーム自体はSEAが8–4で勝利し、シリーズ2–1。敵地で“とどめ”の一発を見せられたのは、相手に与える心理的ダメージも大きい。
どんな打者?
- スイッチヒッター×長打特化:左右どちらからでも強い打球を量産。2025年は**バレル率19.5%/平均EV91.3mph/ハードヒット率49.6%**と、エリート級の打球品質を示しました。
- “空中戦”が持ち味:いわゆるスイング・プレーンが安定し、スイートスポット率(8–32°)も高水準でフライ/ライナーで仕留めるタイプ。
- 記録級のゲームパワー:2025年は捕手として史上屈指の本塁打量産シーズン(60本台)で話題に。キャリア文脈でも“HRで試合を決める打者”としての評価が定着しています。
今回のHRにどう繋がった?
- 状況適応+逆方向にも飛ばせる力:9回表・無死二塁で、右腕B.ハニフィーからの2ラン。左打席のローリーが左中間方向へ運び、リードを一気に拡大しました(SEA 8–1→最終8–4)。“引っ張りだけでなく逆方向にもスタンドまで届く”彼のパワーが発揮された一例です。
- 技術面の噛み合い:ローリーはポイントを前にし過ぎず引きつけてバレルで捉えるのが上手い。だから逆方向でも打球速度が落ちない。実際、今季は逆方向弾の実例も複数あり、“逆方向にも飛ばせる設計”が9回の本塁打に直結しました。
一言で
「バレル量産 × 逆方向にも運べるスイッチヒッター」というローリーの打者像が、そのまま9回のダメ押し2ランという結果を生みました。シリーズ文脈でも価値が高い一発です。
参照:【マリナーズ・ローリー PS第1号はダメ押しの2ランHR!】マリナーズvsタイガース MLB2025 ディビジョンシリーズ第3戦 10.8
