【WBC侍ジャパン選出】鈴木誠也の打撃の「ココがスゴイ!」を徹底解説

目次

鈴木誠也の打撃が「MLBでも通用する」ポイント(何がすごいのか)

1) まず結論:強い打球(質)× いいスイング判断(選球)の両立

鈴木の強みは「当てるだけ」でも「振り回すだけ」でもなく、“振るべき球を振って、芯で強く潰す”設計ができているところです。
実際にMLB公式の成績でも、2024年は打率.283/OBP.366/OPS.848、21本塁打と、打率と長打を両立しています。 

2) “痛い打球”を量産できる(=長打が出る必然がある)

Statcast(MLB公式の打球データ)では、鈴木は Barrel(理想的な強打)最大打球速度(Max EV)などが高い水準にあり、強く当たったときに一気に長打・HRになるタイプです。 

  • コーチ目線で言うと、これは「力がある」だけじゃなく
    “当たり方がいい(角度と速度が揃う)”=再現性がある打者、という評価になります。

3) 選球がいい(=ムダ振りを減らして、甘い球を仕留めやすい)

わかりやすい指標が Chase Rate(ボール球スイング率)
鈴木は Chase 20.5%で、MLB平均(28.4%)より明確に低い。 
さらに Whiff%(空振り率)も23.2%で、平均(25.0%)より少なめです。 

要するに、

  • ボール球に釣られにくい
  • 当たりもしっかり作れる
    ので、結果として「強打が活きるカウント」に入りやすいタイプです。

普通の打者と比べた“体の使い方・技術”のイメージ

A. 下半身主導で“回す”というより「地面反力で回転を起こす」

強打系の右打者で多いのが、

  • 体重移動で突っ込み → 変化球に弱くなる
  • 上体だけで回す → 打球が上がる/詰まる
    の2パターン。

鈴木クラスは逆で、骨盤〜体幹の回転を“先に起こして”、腕は遅れて出てくる(いわゆる分離)になりやすい。
これができると、
「変化球でも泳がされにくい」+「速球にも負けない」が同時に出ます。

B. バットの軌道が長くゾーンに残る(=ミスが減る)

Barrelが出る打者は、「完璧に芯」だけじゃなく
少しズレても強い打球になるゾーンを持っています。
その正体がだいたい “軌道がゾーンに残る(入射角が安定)”です。

→少年・草野球だと、ここを作るだけで打率も長打も一気に上がります。

C. 選球は“目”だけじゃなく「振り出しを遅らせる技術」

Chaseが低い打者は、単に我慢強いのではなく

  • 構え〜始動で力みが少ない
  • 早く決めすぎない(トップを作って“待てる”)
    がセットになりがちです。

アマチュア選手が練習するなら

  • ボール球を振らない練習:ティーやフリーより、軽い球でいいので「打たない選択」を入れる(Chase改善の土台)
  • 強打を作る練習:ミドル〜インの球を“詰まらずに強く”打つ(Barrel寄りの当たり方)
  • 体の順番:いきなり手で振らず、「下半身→体幹→腕」の順に出す感覚(速球と変化球の両対応につながる)

参照:【鈴木誠也|全35本塁打まとめ】日本人右打者初のシーズン30本塁打&100打点を達成!2025年、PSまでの全本塁打を振り返る

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