守備練習 体重移動を使った送球を覚える基礎練習

より良い送球を実現するためには、腕をしっかり振ること、目線をブレないようにすること、などたくさんありますが、まずは「体重移動」の感覚を掴むことが大事ではないでしょうか。軸足に乗せた体重をボールに乗せて送球することで、伸びやかで球威のあるボールを投げることができます。

今回紹介する動画は、捕球してからスローイングする基礎練習の中で、下半身の使い方や体重移動を覚える練習になります。練習内容は、肩幅より大きめに足を広げ(ボールを投げる時に足を踏み出すぐらいの幅)、投げ手からボールを捕球したら、足をステップすることなく、その場で膝と股関節をうまく使い、真っ直ぐ送球する練習です。

これは体重移動を覚えるにはとても良い練習です。ステップをしない分、使う反動は体重移動が大きな要素になります。つまり体重移動が上手く出来ていないと、鋭いボールが投げれないです。上半身だけで投げている選手にはオススメです。

 

この練習のポイントは4つ。

一つ目は「捕球と同時に少し軸足に体重を乗せる」ことです。身体を動かさずに静態してボールを捕球するのではなく、膝を使って少し沈み込みつつ、体重も少し軸足の方に寄せながらキャッチすると、柔らかいキャッチングができ、捕球と体重移動を同時に行う感覚を掴むことができます。静態してキャッチしないことを覚えて頂きたいです。

二つ目は「膝と股関節を使って軸足に体重を乗せる」ことです。軸足に体重を乗せる際、腰から上となる上半身が始動で体重を乗せないことです。膝を柔らかく保ちつつ、膝と股関節を軸足方向に同時に寄せる感覚で行うと良いでしょう。特に股関節の動きには注意する必要があります。多少の沈み込み(右投げの場合、右斜め下に股関節が下がること)は問題ないですが、軸足に体重を乗せることを意識し過ぎると沈み込みが深くなってしまいます。深くなり過ぎると次の送球にリズム・スピーディーさが無くなるので注意が必要です。

三つ目が「(右投げの場合)股関節の右側を正面に向けて投げる」ことです。横向いている状態から正面へスローイングをするので、強いパワーを向ける方向は正面です。パワーを発揮するためには、身体を強くひねる感覚よりも、股関節の右側を正面に強く向ける意識をすると良いと思います。もちろん股関節だけではなく、右膝をしっかりと正面に向けることも忘れずに。

最後の四つ目は「低いボールを投げる」ことです。体重移動を使って投げることを覚えるためには、送球されたボールを受ける選手が近くにいるよりも、少し遠めの方が感覚として掴みやすくなるでしょう。しかし遠すぎてもいけないので塁間よりも少し前ぐらいがちょうど良いと思います。ボールを届かせたいために上にボールを投げるのではなく、ワンバウンドになっても良いので低いライナー性のボールを投げることが重要です。体重を上に乗せるのではなく、しっかりと正面に体重を乗せることを覚えるためです。

以上4つのポイントを意識して練習に取り組んでください。では動画をご覧ください。

 


 

 

 

動画引用元:捕球からスローイング 基礎練習