高代コーチから習う3塁ランナーコーチとは何か

■課題・要望
・3塁ランナーコーチの役割を詳しく知りたい

プロ野球界で最も有名な3塁ランナーコーチと言えば、阪神タイガースのコーチである高代延博コーチではないでしょうか。

2013年のWBCでは3塁ランナーコーチを任せられ、台湾戦では伝説とも言われている体を張ったプレーとして有名になりました。まずはその伝説的プレーをもう一度見てみましょう。

2塁ランナーの糸井は、ワンヒットで絶対に帰ってやる、という気持ちでホームしか見ていない状況です。そんな中、二遊間を抜ける打球を打った坂本ですが、ショートがボールを弾き、セカンドがキャッチしてます。その状況を高代コーチは瞬時に判断し、自分の体を倒しながら大きなジェスチャーをして糸井をストップしてます。結果、アウトにならずチャンスを広げました。3塁ランナーコーチの瞬間的な判断の大事さ重要性を見せつけられるシーンの一つです。

高代コーチは「3塁ランナーコーチとは何か」と質問された時にこう答えてます。

サードコーチャーは現場監督。
ランナーコーチボックスからしか分からない世界があるので、投手のクセなどを監督に伝えたりもします。

もう分かりきっている話しですが、ランナーコーチという仕事は、ただコーチャーボックスに立ってランナーが来たら腕を回すだけの役割ではないです。
自チームが攻撃時は、グラウンド上での監督はランナーコーチであると私も思います。特に3塁ランナーコーチはコーチの判断が試合を決めることも多く、特に重要なポジションであると思います。

 

ランナーコーチとしての仕事はとても多いですが、大きく分けると、

・ランナーへの情報共有
・ランナーへの指示

の2つになると思います。

 

情報共有について

・ボールの所在
ボールの位置を指差し確認をしてランナーに共有しましょう。投手にボールが返るまで必ず指差し確認をしながら、ボールの所在を声に出してランナーに伝えます。

・守備位置
特に外野の守備位置をランナーに共有しましょう。定位置か、浅めか、深めかなど、進塁の判断がスムーズに出来るように伝えます。3塁ランナーには内野の守備位置も共有しましょう。定位置、前進、中間かなど、どこに飛んだら本塁突入すべきか判断しやすく伝えます。

・アウトカウント
特にランナーが3塁の時はタッチアップがあるので、アウトカウントは必ずランナーに共有します。

・走者への意識
2塁ランナーにはワンヒットで帰るのか無理しないのか、3塁ランナーには内野ゴロでGOなのかどうなのかなど、走者にどんな意識で走塁をして欲しいのか共有します。

指示について

高代コーチも言ってますが「野球には同じケースが存在しない」です。そのため、相手チームのシートノックをしっかり見て、肩や捕球力を把握した上で、的確な指示がその都度必要になります。
相手を良く知ること、走者の走力を良く知ること、点差やアウトカウントや次の打者を把握すること。など、コーチャーはあらゆる情報を頭に入れた上での指示が重要です。

動画では、高代コーチの3塁コーチとしての極意の話しが詰まってます。ぜひご覧ください。